2017.5.13
全日本ロードレース選手権、KRP三陽工業&RS-ITOHからJSB1000クラスフル参戦は初となる岡村は、初戦の鈴鹿をベテランから学ぶレースとして位置づけた。
マーク・アチソンとペアを組んで参戦するセミ耐久レース、土曜日の予選はマークがメインとなってタイムアタックを行い2’11.633を記録し、26番手で予選を通過した。岡村のタイムは、自らの持ち時間が少ない中 2’12.011 で予選を終えた。
「まだまだ車体としてはやることが多いが、明日のフリー走行でやれることをとにかくやって、上を目指します。」と、初のJSB1000クラスの予選を好感触で終えた。
この日、ワールドスーパースポーツ選手権にも出場する渡辺一樹が、セットアップのアドバイザーとしてKRP三陽工業&RS-ITOHをサポート、ZX-10Rでのキャリアを活かしたマシン作りの方向性を岡村にアドバイスしていた。
決勝レースが行われる日曜日、スタートライダーはマーク・アチソンが担当する。
マークはオープニングラップで15位までジャンプアップし、その後2周めに濱原(ヨシムラ)と清成(モリワキ)の接触転倒の影響でセーフティーカーが導入される。4周にわたるセーフティーカーランの後も、マークは順調に走行を続け、20周目にピットイン。
セーフティーカーランが長引いたため、タイヤ交換を実施しない作戦に変更した上で岡村がコースインする。18位でコースに戻ると、安定したラップを刻み、一時11位まで順位を上げ、13位でレースを終えた。
「SCのお陰でタイヤ変えずに行けたので、結果今回の順位を達成することができました。マークがハードなタイヤコンディションでも10秒台で周回できることを証明してくれたので、8耐に向けて大きな収穫を得ることができました。」
マシンの良い点、課題点共にきっちりと洗い出せた鈴鹿ラウンド、8耐SSTクラス連覇に向けた順調の滑り出しとなった。